冬に向けて
2005年 12月 02日
堤防横のイチョウの木々が真黄色に黄葉している。それはそれは見事な黄色だ。しかしこの光景も長くは続かないだろう。木枯らしが吹けばいっせいにイチョウの木はその葉を落とす。このあたりは西にそびえる高い山から吹き降ろしてくる強い風ですべての世界が冬に変わる。今そのときを粛々と待っている。そんな感じのするイチョウの木々だ。人もそんな瞬間を畏れながらも受け入れる準備をしている。季節の移ろいには逆らえないから。そんな時、人も自然の一部だと感じずにはおれない。
by usagi195126
| 2005-12-02 11:06